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   *  妊娠中毒症について  

 

 

 

1.妊娠中毒症とは?

妊娠によって、高血圧蛋白尿むくみetc.の症状のうち1つもしくは2つ以上見られ、これらの症状が、たまたま合併した他の疾患によるものではない場合を『妊娠中毒症』といいます。

全妊娠の、約10%にみられ、そうのうち重症は1%と言われています。

 

2.どうして妊娠中毒症になるの?

残念な所、今のところはっきりした結論は出ていません。

しかし、次のような人が妊娠した場合、特に注意したほうがよいと考えられています。

1.高血圧の人や、糖尿病の人が、血縁にいる方。

2.高齢妊娠の方。

3.体重が妊娠する以前より、標準を大きく上回っている方。(肥満)

4.多胎妊娠の方。

5.妊娠中の長時間の労働又は、多忙な方、ストレスが多い方。

6.もともと、高血圧・糖尿病・腎炎等のある方。

7.濃い味・甘いもの・脂っこいものetc.の好きな方。(塩分・脂肪・カロリーの取りすぎ)

8.栄養不足・貧血気味の方。

 

3.妊娠中毒症は恐ろしい!

妊娠中毒症で、重症になると、

a.胎盤の早期剥離

b.早産・死産の原因

c.重症な子癇(けいれん)をおこす。

d.脳出血・腎障害をおこす。

e.分娩後も高血圧・蛋白尿・むくみが治らず、産後の肥立ちが悪くなる。最悪場合、胎児だけでなく、母親の命も奪いかねません。

 

4.妊娠中毒症を防ぐには

1.妊娠後の体重増加は、8kg増程度におさえてください。

(お腹の赤ちゃんと2人分食べないように気をつけてください)

2.良質のたんぱく質・ビタミンをとり、低カロリーの3度の食事を心がけましょう。

※おかし・外食・市販食品はできるだけ避けましょう。

3.睡眠や休息を十分にとり、過労を避けましょう。

4.きちんと、検診を受けましょう。(早期発見、早期治療の為にも)

5.メリハリのある生活を心がけましょう。

 

 

妊娠中毒症にならないことが1番です。

もしなってしまった場合には、出来るだけ軽症ですむために

日常生活の改善が必要です。

医師の指示に従ってください。

重症の場合には、入院治療行っております。

以上の事に気をつけて、

未来の赤ちゃんのためにも、お母さんためにも、

楽しいマタニティーLIFEを送りましょう!!

 

 

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